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help リーダーに追加 RSS 『遠回りが近道』〜【502】

<<   作成日時 : 2007/02/26 11:52   >>

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2日間、雨天が続いた後の晴天では外出せざるを得ない。昨日は“弘法さん”で余程の事がない限り、形だけのお参りを兼ね露天の賑わいを見に行く事にしている。先月は行けなかったので午後から出かける事にして、午前中に夕食の調理を済ましておく必要がある。
東寺、東福寺、市立芸大コンサートの3本立てになるので、両親にはその旨を伝え11時過ぎより、夕食用のなすびニシンの煮物(ジャガイモ入り)に掛かる。続けて両親に昼食用として、玉子丼を作り配膳する。
自分用は前夜外食の際、餃子二人前を持ち帰りした分を昼食とした。店員に電子レンジで温めても美味しく食べられるかを聞いた上で持ち帰ったのでテイストのテスト(紛らわしい言葉使いだ)も兼ねたが、以外に旨かったので持ち帰りも悪くないと合格点を出す。
1時半に家を出る。東寺まではバスで10分ほどで行ける。いつもの賑やかさで肩を避けながら御影堂に向かうが、八ツ橋(300円)、するめ(200円)、切りくず酢昆布(300円)、昆布飴(500円)、靴下6足(1000円)と何時も買っている店で深く考えずに買い求めたので、手荷物となってしまった。
御影堂の敷地に入ると喧騒からは避けられる。家内安全を10円の賽銭で願うのだから厚かましいものだ。建物の裏側は「国宝秘仏不動明王護摩供修法所」の看板が掛けられており、今まさに僧侶による護摩焚きが始まるところであった。シャッターチャンスを待ち収める。
賑わう境内に戻り何時ものコースを通り抜ける。腹が減っていない時は食べ物の臭いにうんざりするもので、見向きもしない。写真はそれでも8枚撮っていた。毎月の様に撮ってきたので、シャッターを押す指も休憩といったところか。
九条大宮から東福寺へ向かう。18日に紅葉前線の確認で行っているが、夕刻からのコンサート会場への移動を考えると変な方角には向かえないので2度目となった。鴨川を渡る長い跨線橋には観光バスが10台ほど停車していた。おそらく今週末辺りは何十台もが数珠繋ぎとなろう。バスからガイドが小旗を掲げて観光客を誘導する光景があちこちに見える。
先般休憩した喫茶店で荷物を預かってもらい境内に向かってジグザグに道を曲がっていく。4回位繰り返すと通天橋に対峙する場所に出る。ここが紅葉の頃合をチェックするポイントである。5割強といった感じであるが、紅・赤色が緑を侵食してきた様子が顕著になってきた。境内の外壁にも紅葉が連なるが、全く新緑状態である。ここの色が変われば、境内は紅の別世界が待っているというサインとなる。
先般と同じようなアングルから撮る事に努める。変化の比較を容易に見せてくれるからである。日差しが温かかったせいで、薄手のダウンジャケットは保温を越して暖房となりフェルト帽子に密封された禿頭はサウナの汗状態であった。
晴天下の木々の色の競演はカラー写真の比ではない。人間の目は最高のレンズで何の調節もせずに自然の色を網膜に投影し、脳に伝達する。どれだけの情報量を以ってしても目のレンズにはかなわない事を、美しい景色を見るたびに実感させられる。
喫茶店に戻り、頭の汗を拭いコーヒーブレイクとなる。(観光地にしては350円はリーゾナブル)帰路のバス停は第2日赤病院に面しており、待っている間にサイレンを鳴らし3台も到着した。4時、この場所から対面の山裾に向かっての出発である。
九条通を西大路通まで行き五条通へ北進する事になる。東寺の南門を通って行くが片づけが進んでいるのだろう、渋滞なく通過する。正確には西大路五条のバス停に着いたのが4時36分である。
ここから洛西ニュータウンに向かう市バスに乗るが、4時35分がダイヤである。国道9号線を走行するので時間通りにならない事を経験則で知っているが、6月以降の駐禁取締り強化で市内中心部でもダイヤ走行が定着しているので、若干不安である。
この時間帯は30分に1本だ。幸いというか、案の定というか15分遅れで来た。これが時間調整となり、6時開演の30分前に市立芸大に到着した。約束はしていないが、友人が来ているとしたら学食だろうと行くと食券を求めているところであった。
同じ“あんかけうどん”を食べ、講堂に移動する。開演10分前に着席。本日は毎週ではないが、「火曜コンサート」と銘打って第347回が開かれる。音楽学部の各専攻生が発表の場として継続されてきているが、今回は「打楽器専攻生による“Percussion Ensemble Concert”である。もう何年も前から打楽器の魅力に取り付かれ、案内が届けば必ず聴きに出かけている。
リズムを与える役割としか思っていなかったのが、単独パートでコンサートが成立する事を知ってからは、人間の本能を揺さぶる重要な役割を持っていると認識している。全部で5ステージあったが、どれも素晴らしかった。涙が出るほどに感動した。
第2ステージのペアによるマリンバ演奏は、ギター2重奏の原曲が編曲されたもので奏法も難しかったと思われるが、編曲者本人も来場していて絶賛の評価を述べていた。最後はピアノと打楽器の協奏で、私は初めて聴くスタイルであったが、打楽器専攻の4回生同期4人の男女が学生生活最初で最後の同じステージでの演奏であると紹介されと余計力を入れて聴かせてもらった。同じ4回生のピアノ専攻生がジョイントし花を添える形となった。
電気的な音を作っての演奏もあり楽しいコンサートを学生は演出してくれた。舞台背景にカラーグラデーションで雰囲気を出したり、一寸とした工夫の衣装で観客の印象を変えたりと演奏以外の彼らの準備努力を伺わせ感銘を受けた。
2時間のコンサートはアンコールもあり、カーテンコールもありで華々しく終演した。今まで見てきた打楽器コンサートでは、最良の内容であったと感動したのはきっと私だけではない筈である。魂を揺さぶってくれたPercussionパートの学生君、今夜は有難う!
                 (11月22日)

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