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help リーダーに追加 RSS 『遠回りが近道』〜【878】

<<   作成日時 : 2008/03/09 07:59   >>

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防衛省への東京地検特捜部のガサ入れ以降、マスコミから報道される内容は守屋前次官と山田洋行・元宮崎専務との贈収賄の立件は一丁上がりで、その奥を憶測させる問題にシフトしている。本日の朝からの報道番組(「報道2001」「日曜討論」「サンデープロジェクト」)を見ていても、そこらを突いている様な内容になっている。
私も今回の防衛省の接待疑惑問題発覚後の新聞報道を見ていて、別途税金が巧妙に流れ出るルートが存在していると感じていたが、そういった方向に照準が向かっていると思わせるものである。
こうなると小池百合子防衛大臣が、国民の目から見れば理解し難い唐突の辞任となった時に、分かる立場の人々には、今日噴き出した疑惑を既に承知していたと思っている。後追いで国民は少しずつ学習していっている事になる。
私の新聞学習の補強は毎日配信されるメルマガである。この時事解説部分が正論に近いと認識しているから、読める時間がある時は目を通す。本日配信のオリーブニュースは、私が当初より関心を持っていた方向を解説してくれているもので引用したい。

守屋前防衛事務次官(逮捕)と宮崎元山田洋行専務(逮捕)の間で関与が見え隠れする『日米平和・文化交流協会』を追った。この『日米平和・文化交流協会』は外務省所管の社団法人であるが、2005年に外務省から「法人としての実体がない」と大臣名で改善命令を受けていたことが分った。
そしてこの協会唯一の常勤理事である秋山直紀氏は安全保障議員でつくる『安全保障議員協議会』の事務局長であり、そこで額賀氏は元事務総長であった。会長は2団体ともに瓦力氏で、現在は久間氏が日米平和・文化交流協会の副会長であるが、今年8月27日までは額賀氏が副会長だった。
この二つの団体は表裏一体で、実は昨年(2006年)まで国会近くの同じマンションの一室の中にあった。そして額賀氏は昨年まで日米平和・文化交流協会の理事であり、逮捕された宮崎元山田洋行専務も理事を務めていた。同協会には我が国の錚々たる軍需産業関連企業が並ぶ。
さて今般、地検特捜部は既にこの日米平和・文化交流協会の家宅捜索を行っている。現在、山田洋行の米子会社が1億円をこの協会に、並びに米国のリチャード・アーミテージ元国務副長官と側近の会社に1億円強のコンサルティング費を拠出していたことが分っている。守屋氏は11月の証人喚問で額賀氏と久間氏の名前を出して証言したが、この中心に位置するのが秋山直紀氏なのである。
すなわち、社団法人日米平和・文化交流協会と安全保障議員協議会は一体のものであり、前者が表の顔、後者が裏の本当の顔であると推察する。もしそうであるなら山田洋行から来た1億円のカネは『裏に流れた』と見るのが自然ではないか。
無論のこと、この協議会の中で宴席などがあることは容易に推察できる。守屋氏は、この人脈の中に防衛省の人間として、入って行ったのではないかと見ている。いわく、中心はこの安全保障議員協議会人脈にあり、真相はここで山田洋行元専務が新たな会社を起業するにあたり、その利権が競合しトラブったのではないかと見ている。
ここには米軍再編6兆円規模やミサイル防衛4兆円規模の莫大な利権が見え隠れしている。日米同盟強化の掛け声の中で、米国防衛産業との関わりを象徴するかのような核心がここにあるのではないか。
地検特捜部はすなわちこの実質一体である二つの団体の一方である日米平和・文化交流協会への山田洋行からの1億円がどう裏口に流れ、それが実質的な他の受注につながっていないかを追っているはずである。
この日米平和・文化交流協会には各理事企業から寄付が寄せられているが、それがもし実体があまりない表の顔であるとするなら、そこに来るカネが容易に裏口に回ることは推測できる範囲である。
よって本件守屋収賄事件は、山田洋行元宮崎専務が中心の贈賄側、守屋前事務次官が中心の収賄側、を突破口とし、その宮崎元専務が山田洋行米子会社から送った1億円のカネの流れを追うことになる。そこには年間5兆円に及ぶ国民の血税にたかるハゲタカの構図が見えて来るのである。何か小紙の認識が間違っているだろうか。
おそらく特捜部の狙いはこの高々数百万の接待汚職ではないはずだ。証人喚問を蹴飛ばし、守屋氏の身柄を持って行った以上、守屋氏と宮崎氏を中心に多くの証言を引き出し、核心に迫ろうという体制であると見られる。
なぜ山田洋行の裏金がこの協会に送金されなければならなかったのか。そしてそのカネはどう流れたのか。その額は1億円という大金である。そしてそのカネは実はCXエンジン1000億円と深く関わっているのではないかということである。
カネが動くには理由がある。しかしそのカネの元は全て我々国民の税金である。巷では、生活保護費の削減が言われ始めるなかで、年間ウン兆円もの金が流れ出しているのである。弱いものは死ね、強者は国民を食い物にして繁栄するという社会がそこにある。皆さん、1回政権を交代しないか。年金がもっと増えるかもしれない。
ムダガネを垂れ流すことは我が国の国防の強化にもならない。これでは只の国民生活を食い物にする行為である。社会の隅で日が当らないところでひっそりと暮らす国民と、日々接待で繁栄を謳歌する一群。この構図に特捜部がどれだけ斬り込めるかは分らないが、民主党・野党は選挙に勝利し、憲法と法令に基づき内閣を組織し、この国の隅に日が届く政治を実現して欲しいものである。

私が咀嚼して考えを書ければ嬉しいのだが、取材と論理だった記述は素人には無理であるのでジャーナリストのペンで学習させてもらう事にした。現実がこうでない事を祈りたいが、国民の税金があらゆる機会と口実で堂々と使われてはたまったものではない。
防衛省関連が毎日トップニュースとなっていて、年金消滅問題が影が薄くなった感がある。政治と金、官僚組織とシロアリなど、国民が認知して養っている気前良さもようやく己の財布が底をついて、怒りに転じてきている。
一般国民だけが露頭を彷徨(さまよ)う社会とならないためにも、社会を見る目を肥やしておかねばならない。肥やしてもメタボになって、糖尿で目をやられては元も子もない。ご注意を。(オッサンには無縁でしょう)
                    (12月2日)

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